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2011年の東日本大震災の翌2012年、福島復興プロジェクトとして福島県立医科大学に、がんを中心とした疾患の新たな治療薬や診断薬の研究開発支援を目的とした「ふくしま国際医療科学センター医療−産業トランスレーショナルリサーチ(TR)センター」が立ち上がりました。今回はセルファクトリー部門の星裕孝先生にプロジェクト詳細や研究についてお話を伺ってまいりました。
がん細胞と一口に言っても一様な細胞ではなく,一つひとつの細胞は異なり、非常にヘテロな細胞集団です。1個のがん幹細胞の運命解析から新たな治療法への道を模索する、国立がん研究センター 先端医療開発センター 臨床腫瘍病理分野 分野長の石井源一郎先生にお話を伺ってまいりました。
2015年3月、健康寿命延伸に貢献する取り組みを進めているキリン株式会社、小岩井乳業株式会社および東京大学より、カマンベールチーズ由来のアルツハイマー病の予防に有効な成分の発見が報告されました。 ニュースリリースされて以来各メディアで取り上げられるなど、認知症に対する社会の関心の高さを再認識できるこの研究成果には、 細胞の経時的な変化を撮像・定量解析が可能な機器IncuCyte®が活用されました。
精密ガン治療の探求において、相反する細胞応答の非常に複雑な領域で影響を及ぼしている多数の細胞間プロセスを正確に追跡することが、ツールや研究機器に求められます。IncuCyte生細胞解析は、ガン細胞と免疫細胞の間の動的な相互作用をリアルタイムで研究するためのin vitroアッセイを強力にサポートします。
理化学研究所多細胞システム形成研究センター(CDB)の高橋政代氏の研究室では、人工多能性幹細胞(iPS細胞)を用いて,再生医療と創薬の両面から網膜疾患の治療法の研究開発を進めていらっしゃいます。今回はiPS細胞の創薬への応用を担う、研究員の大西暁士先生へお話を伺って参りました。
Boydenチャンバーアッセイからも細胞の遊走反応について一定の情報は得られますが、残念ながら特有の欠点があります。この記事では、標準的な組織培養インキュベータ内で生理学的に適切な条件に細胞を維持したまま、再現可能な96wellフォーマットでケモタキシスの画像ベースカイネティック測定を行うための新技術についてご紹介します。
実験室のインキュベータという閉鎖環境では、細胞の自然な状態を再現する目的で、温度と庫内雰囲気の二酸化炭素(CO2)レベルを制御しています。典型的な細胞ベースアッセイの作業工程を考えると、いくつかの時点にわたって観察が必要で、解析のために都度細胞をインキュベータの外に出す必要があります。温度と大気雰囲気の変化が細胞や実験結果にどのように影響するか、考えてみたことはありますか?