ガン免疫研究のためのIn Vitroアッセイ

ガン免疫研究のためのIn Vitroアッセイ

  精密ガン治療の探求において、研究者達は身体の自然防御を利用して、ガン細胞を標的にして根絶する新しい手法や技術を開発しています。この新しい方法につながる斬新な研究は、ガンとホストの免疫系との間のわずかな(隠れた)相互作用を調べているガン免疫学専門の科学者のおかげです。この相互作用は、身体中の多数の最前線で起こっていますが、ガンが免疫系から逃れることを可能にする特殊化したニッチが、ガン微小環境として知られています。相反する細胞応答の非常に複雑な領域で影響を及ぼしている多数の細胞間プロセスを正確に追跡することが、ツールや研究機器に求められます。生細胞解析は、こうしたツールの1つであり、ガン細胞と免疫細胞の間の動的な相互作用をリアルタイムで研究するためのin vitroアッセイを強力にサポートします。信頼性の高いphenotypicデータを用いて、IncuCyte®生細胞解析システムは経時的に細胞相互作用をモニタリングし、作用する生細胞の間の多面的な相互作用に光を投じています。

  • 細胞増殖アッセイ は、細胞分裂によってもたらされる細胞数の増加を特定するために用いられ、ガン解析の要になります。IncuCyte®生細胞イメージング機能は、形態変化を識別し、または複数の細胞タイプの細胞数を経時的に追跡することができます。制御されない細胞増殖がガンの顕著な特徴の一つなので、増殖の停止または緩和を試験することも、ガン免疫の研究者にとって重要な試験基準です。1,2
  • 細胞遊走アッセイ は、胚発生、血管形成、免疫細胞輸送、創傷治癒に関連する細胞構成をモニタリングします。指向性細胞遊走はケモタキシスとしても知られていますが、刺激によって開始され、前方の細胞境界における膜突起として可視化されます。この技術を用いれば、研究者はさまざまな治療薬または発ガン性の走化性物質に対する細胞応答をテストし、基本的な生物学的プロセスに対する理解を深めることができます。3,4
  • 細胞浸潤アッセイ は、病理学的文脈を再現するために基質を通してのある領域から別の領域への細胞の移動を探索できるよう設計されています。このプロセスを理解することは、ガン形成と転移について知る上での手がかりになるはずです。ガン細胞浸潤に関与するメカニズムを明らかにすれば、ガンの増殖を抑えるのに役立ち、いずれ、いくつかのガンの浸潤性phenotypeを最小限に抑える分子を特定できる可能性があります。3,4
  • 細胞傷害性免疫細胞アッセイ は、ヒトのホスト防衛メカニズムの重要要素である望ましくない標的細胞の免疫細胞認識および破壊を検証します。免疫応答の活性化は、ナチュラルキラー細胞や細胞毒性Tリンパ球などの免疫細胞亜集団の刺激を必要とします。これらのアッセイは、活動中の免疫系を明らかにし、その免疫系をガン細胞と闘うように軌道修正する方法についての有益な手がかりを提供します。5
  • ファゴサイトーシスアッセイ は、マクロファージのような食細胞による貪食を通しての、化学療法薬によって傷害されたガン細胞および細胞のクリアランスを調査します。抗体および食細胞を用いて、研究者はガン細胞を標的として、治療後の死細胞またはアポトーシスを起こした細胞を効果的にクリアランスする療法を評価できます。6

生細胞イメージング解析システムIncuCyte® は、インキュベータから細胞を取り出さずに経時的かつ定量的な生細胞イメージング解析を行うため、免疫系とガンとの未解明の闘いを解き明かす様々なアッセイを実施可能にします。ガン免疫研究においてあらゆるアプローチをサポートする心強いツールなのです。

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References

  1. Jiang J et al: The in vitro effects of caffeine on viability, cycle cycle profiles, proliferation, and apoptosis of glioblastomas. European Review for Medical and Pharmacological Sciences 19, 3201–3207.
  2. Mounir Z et al: TMPRSS2: ERG blocks neuroendocrine and luminal cell differentiation to maintain prostate cancer proliferation. Oncogene 34, 3815–3825.
  3. Santio NM et al: Pim-selective inhibitor DHPCC-9 reveals Pim kinases as potent stimulators of cancer cell migration and invasion. Molecular Cancer 9, 279.
  4. Essen BioScience: Quantification of cell migration and invasion using the IncuCyte™ chemotaxis assay. App Note 8000-0316-B00.
  5. McCormack E et al: Bi-specific TCR-anti CD3 redirected T-cell targeting of NY-ESO-1- and LAGE-1-positive tumors. Cancer Immunology, Immunotherapy CII 62, 773–785.
  6. Morrison C: Immuno-oncologists eye up macrophage targets. Nature Reviews Drug Discovery 15, 373–374.

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